「史上最〇」の国会(9月30日付「しんぶん赤旗」水曜随想)
第189回通常国会が終わりました。「戦後以来の大改革」との安倍首相の施政方針演説から始まった今国会は、「戦後かつてない」「史上最○」という言葉を何度も聞いた、文字通りの歴史的国会でした。
「史上最悪」の憲法破壊である「戦争法案」を、「史上最長」幅の会期延長をおこないながら、「戦後かつてない」暴力的やり方で重大な汚点を残しながら強行しました。非常事態ともいわれるこの現状は一刻も早く打開しなければなりません。同時に、「戦後かつてない」規模と内容で、「戦争法案反対」をかかげた空前の国民運動が各地でまきおこり、暴走する安倍政権を追いつめ、大きな成果と希望を手にすることもできました。この確信を力に、わが党史上初めての「提案」となる「戦争法廃止の国民連合政府」実現に向け、元気いっぱいがんばります。
そんな歴史的な国会でしたが、私にとっては、そもそも何もかもが初めての経験であり、新たな発見の連続、学ぶことばかりの日々でした。初質問をはじめ、〝人生初〟の経験をいくつもさせていただきました。その中でなによりも学んだことは、議員活動というのは本当にたくさんの方たちに支えられて成り立っているということ、同時に、現場に出れば他の人にはとってかわれない有権者の代表であるその責任として、最後は自分の頭で判断をし自分一人で行動をしなければならないということでした。だからこそ、常にまわりの方たちへの感謝の気持ちを忘れず、また、あらゆるものから謙虚に、貪欲に学ぶという姿勢を持ちながら、かつ、自分の信念と自分の言葉をしっかり持ち、豊かに育み、磨いていくことが大事なんだと教えられました。
閉会となり10月は中国地方での滞在時間も増えますので、この間いけなかった地域にも足を運び、みなさんのお話をしっかり聞かせていただく貴重な期間にしたいと思っています。一日一日を大切にしながら、各地での新たな出会いを楽しみに、引き続き、全力でかけめぐります。