爆音被害の現場を視察
29日(月)は、上京する前に、広島県廿日市市へ。
この間繰り返し、朝の7時過ぎから市街地の上を米軍機が爆音をとどろかせて飛行をし、地域住民に大きな被害をまきちらしています。
その現場を視察し、関係者からお話を伺うために、米軍岩国基地や世界遺産の宮島などの飛行空域を一望できる同市の経小屋山(きょうごやさん)の頂上へ。
「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」の坂本千尋事務局長と「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」の伊達純事務局次長に案内をしていただきました。
植木京子党廿日市市議も同行されました。
目撃者によれば、この間の飛行訓練では、1機ではなく、5機、6機が編隊を組んで飛行していたらしく、その爆音はすさまじいものだったとのことでした。
朝の早い時間から、人口密集地の上を、編隊を組んで飛行するというのは、日米地位協定にも抵触しうる無法そのものです。
「廿日市のある作業所では、耳の聞こえない障害をもった子どもも怖がって指導員にしがみつくほど」
「宮島ではお経が聞こえず、修行がおこなえない」
などの苦情が各地から寄せられています。
米軍岩国基地には、今後さらに空母艦載機が59機移駐される計画で、文字通りの「極東最大級の出撃基地」へと拡大・強化されようとしています。
住民の命や暮らしをおびやかす、日米両政府のたくらみは絶対に許すわけにはいきません。
住民のみなさんと力をあわせて、事態打開のためにがんばります。
経小屋山山頂からの写真。
目の目の前に見えるのが宮島で、この右手約10キロのところに、米軍岩国基地があります。
上から見ると、すぐ近くにあるなという感覚でした。