NHKスペシャル「2030未来への分岐点」から
「悪い行いをする者が世界を滅ぼすのではない それを見ていながら何もしない者たちが滅ぼすのだ」(アインシュタイン)――録画していたNHKスペシャル「2030 未来への分岐点」視聴。温暖化、水や食糧の問題、プラスチック汚染など深刻な現状と未来についての告発。番組の最後に紹介されたのがこれ。凄まじい規模での山火事、北極圏の永久凍土が溶け新たなウイルスが出現――息をのむシーン何度も。20年前から環境問題にとりくむ米国のある起業家にNHKアナがインタビュー。「もう時間がないですね」との問いに間髪入れず「ずっと前から残り時間はわずか」と。自身も含め日本の認識の遅れを痛感した。番組の後半で紹介されたEUや企業など世界ですでに始まっている温室効果ガス排出削減の様々な努力や、若者たち(10代!)の勇気あるアクションに希望も感じた。そしてそれは日本でも必ず起こるに違いない、とも。昨日の成人式での確信でもあり。それもまた私たちのとりくみと姿勢こそが問われている。最後にもう一人のうったえを。「私たちは大量絶滅の始まりにいるというのに、あなたたちが話すことといったら、お金のことや永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。若者たちはあなた方の裏切りに気づき始めています。未来の世代の目はあなた方に向けられています」(グレタ・トゥーンベリ)