今年最初の６・９行動～核兵器禁止条約の批准にむけて～

今年最初の６・９行動。「日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ」と。核保有５カ国の共同声明は「核戦争に勝者はおらず、決してたたかってはならない」「不拡散、軍縮、軍備管理に関する２国間や多国間の合意や約束を守る重要性を強調する」と述べた。これ自身は重要な確認。ならばきちんと約束を守れ。実際の行動は真逆だ。米ロは〝使える核兵器〟の開発競争に明け暮れ、中国は核弾頭を増やし、イギリスは核兵器保有数の上限を引き上げた。核兵器の先制不使用すらまとまらない（しかも日本もこれに反対しているという衝撃）。まったく信用ならないではないか。彼らの動向をただ見ているわけにはいかないと動いたのが核兵器禁止条約の発効。日本政府は「禁止条約は分断をもたらす」などといって拒否するが約束を反故にし分断をもたらしているのは核保有国に他ならない。結局、日本政府の具体的な核廃絶にむけた行動も見えてこない。被爆国としての責務を果たせ。