活動日誌

核兵器の廃絶を世界の大きな流れに

国連Taこの国連総会決議第一号採択から国際社会は核なき世界の実現へ着実に歩みを進めてきた。まず人類が居住しない地域の非核化を一歩一歩実現。南極条約(1961年)、宇宙条約(1967年)、海底非核化条約(1972年)などが発効。さらに居住地域のうち地球上の半分が非核兵器地帯に。1968年発効の中南米非核地帯条約を皮切りに、南太平洋、東南アジア、アフリカ、中央アジアと5つの地域で非核地帯条約が発効。しかもそれぞれの議定書があり東南アジアのそれ以外は核保有5か国も実は署名・批准をしている。各国の努力も。ソ連があった頃、国内に核兵器が配備されていたカザフスタン、ウクライナ、ベラルーシは独立後、核を放棄。スウェーデン、ノルウェー、韓国も核開発をやめることを決断。そしてこの核兵器禁止条約という巨大な成果につながる。米国などは「悪化する安全保障環境」と言い「核抑止力が必要だ」と言う。しかし一体誰が安全保障環境を悪化させているのか。戦後70年以上にわたる国際社会の積年の努力を知れば知るほど核保有国の自分よがりぶり、日本など「核の傘」にある同盟国の自主的思考力・行動力のなさを感じずにはおられない。