中学校使用の教科書採択について
各地の中学校が来年度から使用する教科書の採択について。広島県呉市でも社会科の「歴史」と「公民」の教科書がこれまでの育鵬社から東京書籍となった。地元市民の皆さんが関心を持って注視し続け、適正・公正で透明性のある選定作業を求めてきたそのがんばりが実った。私も現職議員時代の2016年3月に、文部科学委員会でこの問題を取り上げた。選定の際の資料に1000カ所以上の誤りがあり、恣意的で不公正な選定作業が行われたことを指摘。当時の馳浩文科大臣から「呉市教委の歴史・公民教科書研究資料に多数の誤りがあったということに関しては、率直に申し上げて望ましいものではない…保護者や地域住民等に教科書採択に対する不信感を抱かせてしまった…採択権者である呉市教委においては説明責任を果たしていただく」との答弁を引き出した。少しでも貢献できたかとうれしく思う。写真はその質問のダイジェストを掲載した当時の国会通信。