活動日誌

広島県ろうあ連盟と懇談(5月29日)

5月29日広島県聾唖連盟と懇談95月29日広島県ろうあ連盟と懇談。大西章雄事務局長からお話を伺った。聴覚に障害を持つ方がコロナの感染が疑われる場合、相談センターに電話では相談することができず、また手話通訳者に感染させてもいけないので付き添ってもらうことも難しい。 その場合の対応として、保健所と本人の間に聴覚障害者センターの職員が入り、スカイプなどを使って遠隔通訳サービスで会話を助けるというしくみがある。だがみんながスカイプを使えるわけではない。連盟ではその支援を急いで強めてほしいということや5月連休などはセンターの職員も休みなので、そうした場合も安心して相談できる対応の確立などを広島県に求めてきたそう。今のところ聴覚障害者の方で感染者は出ていないそうだが心配はつきないと。さらに透明マスクのこと、手話通訳者の育成や聴覚障害者の雇用をめぐる問題での現状と課題などもお聞きしながら、何よりも一日も早く国で「手話言語法」を制定し、広島県や広島市での「手話言語条例」を制定してほしいとうったえられた。連盟の皆さんのがんばりもあって、以前に比べれば聴覚障害者が置かれている実態は少しずつ改善されているが、いっかんして国も広島県も障害者に冷たい。経済と効率ばかりを優先する政治はこの点でも転換が求められていると痛感。