憲法について勉強中
4月2日、衆議院の憲法審査会が今国会はじめて開催されました。
私は、同会の委員でもあり、選挙応援の合間をみながら、いつか訪れるであろう討議の機会にむけて、現在、猛勉強中です。
あらためて、読み直したのは、戦後すぐに文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』。
中学一年生にむけて書かれたものであるため、言葉が非常にわかりやすく、しかも、憲法の核心部分がズバリ述べられていて、とても励まされます。
そして、〝おしつけ憲法論〟など各種の改憲派の主張にもしっかり反論をしています。
「こんどのあたらしい憲法は、日本国民がじぶんでつくったもので、日本国民ぜんたいの意見で、自由につくられたものであります」
「(戦力の放棄について)みなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」
「よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです」
「憲法は、国の規則の中でいちばん大事なものですから、これをかえる手つづきは、げんじゅうにしておかなければなりません」
「憲法は、国務大臣も、国会の議員も、裁判官も、みなこれを守ってゆく義務があるのです」
これまでの議事録なども読んでいるのですが、審査会というこの場は、憲法の改正をめぐるまさにせめぎあい、にらみあいの舞台であることをあらためて知り、どんな仕事でもそうですが、全力でがんばらねばと気合を入れなおしています。
憲法9条を解釈からも明文からも断固守りぬき、憲法の各条項が現実社会にきちんと根ざし花開くように、みなさんと力を合わせて国会内外でがんばります。