悲しみと苦しみの歴史に学ぶ
昨日は山口県宇部市へ。
今から75年前の2月3日、136名の朝鮮人労働者を含む、183名が犠牲となった長生炭鉱水没事故の犠牲者追悼集会が毎年おこなわれており、初めて参加しました。
いまだに犠牲者のご遺体が引き上げられておらず、ご遺族のもとに奉還されていないことや、関係者の皆さんによる国や地方自治体への働きかけをはじめさまざまなご努力があったことなども、恥ずかしながら今回初めて知りました。
皆さんのお話をお聞きしながら、犠牲になられたお一人お一人とそのご遺族の皆さんの悲しみと苦しみ、悔しさを我が事として胸に刻むとともに、戦前、日本の天皇制政府によるアジア諸国民に多大な犠牲と被害をもたらした、侵略戦争と植民地支配への反省に立ち、世界とアジア諸国民との真の意味での和解と友好を築けるよう全力でがんばるその決意を誓いました。
この痛苦の経験を決して風化させてはならないと、海の上に浮かぶ2本の海底炭鉱の排水・通気口(ピーア)を指定文化財として登録させるとりくみもおこなわれています。現地の見学もおこないました。
現職国会議員が同集会に参加したのは初めてとのこと。
広島の韓国総領事の徐さんにも久しぶりに再会し、ごあいさつさせていただきました。