鹿児島・桜島で火山対策調査
鹿児島県に来ました。
党の災害部会として、仁比そうへい参院議員、堀内てるふみ衆院議員とともに(今晩、田村たかあき衆院議員が合流され、明日は真島しょうぞう衆院議員も合流されます)、桜島の視察、火山対策の調査を、今日から明日までの二日間おこなっています。
午前中は、鹿児島市長との懇談を皮切りに、小学校、降灰除去作業を担っている業者さん、農家の方のお話を伺いました。
「プールに積もった灰によって、子どもたちの健康被害が心配される。灰を取り除くクリーナーの台数が足らず、水泳授業を中止せざるをえない。台数を増やしてほしい」
「ビニールハウスのビニールや鉄骨の痛みが早く負担が重い」
など、深刻な実態や切実な要望が寄せられました。
午後からは、砂防堰堤事業の現場を視察したのち、垂水市に移動し、市役所、小学校、農家をたずねました。
年間降灰量が1000g/m²を超えなければ、除去事業への国の補助が受けられないこと、降灰から農作物を守るためのビニールハウスの屋根の張替にかかる経費に対する国の補助の認定要件があまりにも厳しく受けられないことなど、現制度が実態が求めているものにまったくこたえられていないということが、現場に出向きお話をお聞きする中で、あらためてわかりました。
農業を営むご夫婦が、息子さんが後を継ぐかどうか悩んでいることに悩んでいるというお話を聞き、胸が苦しくなりました。
政治や行政、法制度はこうした親子の苦悩や苦難にこたえるためにこそあります。
なんとしても、この実態を届け、解決、前進のために全力をつくします。
明日は、京都大学の防災研究所火山活動研究センターに伺います。