「戦争法案」を廃案に―たたかいはこれから(民報2015年7月)
15日、「戦争法案」の強行採決がおこなわれた第一委員室で、私も仲間とともに抗議の声をあげていました。「国民の理解を得られていないのは事実だ」とその日の答弁で自らも認めた安倍首相、野党議員の質問にたびたび答弁不能になり、二転三転を繰り返す担当大臣、そして、苦しまぎれで品位も欠くヤジしかとばせない与党議員たち…。私は、こんな人たちの手で、日本の民主主義が破壊され、そして若者たち、子どもたちのかけがえのない命と未来がおびやかされてしまうのかと思ったら、本当に情けなくて、悔しくて、不覚にも議場で涙がでてしまいました。
しかし、部屋に戻ると、激励やたたかいの決意のメールやFAXが次々届き始めていました。SNSを開けば、中国地方の各地で、あらゆる世代やあらゆる分野の方たちが、かつてない規模で勇気をもって声をあげておられる姿を見つけました。さらにその日の夜には、若者たちの抗議集会に6万人(10万人?)が集まり、「民主主義ってなんだ」「言うこと聞かせる番だ、おれたちが」と夜遅くまで声をあげ続けました。そうか、政府はこの声に追いつめられ、強行採決に逃げ込むしかなかったんだということがあらためて肌身でよくわかり、今度は連帯感への歓喜の涙を流してしまいました。
これからの2カ月、必ず政治の激動が起こります。たたかいはこれから。あらゆる運動を、「国民の声を聞かない安倍政権は退陣を!」の一点に大合流して、なんとしてもこの違憲立法を廃案に追い込むために、引き続き全力をつくします。