「黒い雨」裁判==被ばく者全員に手帳交付を==
原爆「黒い雨」第2次訴訟の第3回公判。今回は原告団副団長の大畑忍さんと弁護団の意見陳述。大畑さんは原爆投下のあの日に自分の身と周りで起きたその様子をまるで昨日のことのように詳細に紹介。しかし手帳申請は却下処分とされ「自分の実際の体験が否定された思い」と。震えるような悔しさを共有。弁護団の竹森事務局長の意見陳述では、被告がいう〝降雨域の外で黒い雨に遭ったとの原告の供述の信用性が認められない〟との主張に対して、すでに第一次訴訟の広島高裁判決がすべて答えていることが完膚なきまでに明らかにされた。やはりあの判決はものすごい内容だったんだとあらためて気づかされた。
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