中海問題・美保基地問題を調査
日本海の波打ち際にいやされながら、今日もスタート。
今日は鳥取県西部地域での活動でした。
まずは、干拓・淡水化という国の大型公共事業を住民のたたかいで中止に追いこんだ、中海の歴史と現状についての調査へ。
「美しい中海を守る住民会議」の皆さんらからお話を伺い、中海を一望できる枕木山から、現場も見ながらの説明を受けました。
枕木山から全体を見ながら、どれほど広大な範囲で干拓をしようとしていたのかを目の当たりにし、そのすさまじさを痛感。
驚くとともに、ゼネコンの儲けのために豊かな自然がこれほどに奪われてきたことに強い怒りを禁じえませんでした。
「事業を中止した以上、元の戻すのが自然へのエチケット」(片山善博前鳥取県知事)との発言もひきながら、「住民会議」の皆さんからの、「汚れた水質を元へ戻し、再び魚たちが産卵し育っていける環境を取り戻すために、国はこれまでの責任を認め、堤防の開削、くぼ地の埋め戻しなどをおこなうべきだ」とのうったえを重く受けとめました。
午後は航空自衛隊美保基地の調査へ。
アメリカの世界戦略のなかで、同基地が兵站と戦闘情報コントロールの最前線、最重要拠点に位置づけられているということを、たどってきた経過と実際の現場を目の当たりにしてあらためて学び直しました。
国民生活を犠牲にする基地の拡大強化を、決して許すわけにはいきません。
最後は南部町西伯地区で国政報告会。
北朝鮮のミサイル発射、農村が抱える課題、野党共闘の展望など、皆さんとともに考え、語り合いました。
たいへん充実した山陰4デイズを終え、久々に広島の自宅へ帰ります。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。