教育無償化について若者の議論を傍聴
憲法審査会海外調査からの帰国後、最初の仕事も憲法問題でした。
日本青年会議所が主催する「オールスター憲法討議会」に、自民、民進、維新各党の国会議員とともに参加しました。
テーマは「教育の無償化を憲法に明記すべきか」。
各党からの問題提起を受けて、参加された一般市民のみなさんが小グループにわかれて討論をおこないました。
私もグループ討議に参加・傍聴。
「中小企業に働いていて給料が低い。子育てを考えると無償化はぜひ実現してほしい」(30代社会人)
「有利子奨学金を借りていて卒業後の返済が心配」(私学に通う4年生)
「国立大の授業料だってどんどんあがっている」(国立大学2年生)
「高校のクラスのなかで親の収入によって授業料に差があり、なんかおかしいと感じてきた。少なくとも高校はみんな無償にすべき」(専門学校生)
など、それぞれのみなさんからの実態や願いがたくさん語られました。
さらに、
「日本の借金や税制などを考えると無償化は無理ではないか」
「無償化は高校までにすべき。大学はやるべきではない」
「私学は対象から外すべき」
など、さまざまな意見が。
まさに憲法に書き込むかどうかが焦点なのではなく、こうした国民生活の切実な実態に政治がどうこたえるのか、どう財源の見通しをつけ、一歩ずつ各段階の教育費の負担軽減をすすめていくのかを真剣に議論し、前にすすめていくことこそ今政治がやるべきことだと痛感しました。
大変勉強になりました。
夜は、全国会議で東京に集まっておられた民主商工会の中国5県の皆さんとの懇親会。
平和問題から暮らしと営業の問題まで、大いに語らいました。