アメリカいいなりの現状を目の当たりに――沖縄調査初日
沖縄県にきました。
10日までの3日間の日程です。
初日の今日は、畑野きみえ衆院議員とともに一足早く沖縄入りし、文部科学委員として、「世界一危険な基地」と言われる宜野湾市の米軍普天間基地に隣接する普天間第二小学校を訪れました。
学校に到着したのはちょうど昼休みで、たくさんの児童が元気に校庭で走りまわっていました。
すると、それを見計らったかように、大きな音を立てて、オスプレイが校庭のすぐ上を飛行。
びっくりしつつ、すぐにスマホで撮影をしましたが間に合わず、でした。
さっそく沖縄の現実をつきつけられ、憤りを感じました。
その後、お忙しい中、校長先生が時間をとってくださり、お話を聞かせていただきました。
「入学式や卒業式などの行事日程を市教委を通じて米軍側に伝えており、その日は訓練しないでくれと言っているが、まったくおかまいなしで無視され、騒音が鳴り響いている」
「体育の授業中に訓練が重なると、もう中断をせざるを得ない」
「訓練が激しいときは、タッチ&ゴー(着陸してすぐに飛び立つ訓練)を10分に1回のペースでやったり、ホバリング(空中停止訓練)を1~2時間ずっとやったりして、その騒音はすさまじい」
「訓練の実施計画はまったく知らされない。いつくるかまったくわからない」
「毎年おこなう避難訓練は、『米軍機がグランドに墜落した』という想定でやっている」
まさに衝撃の連続でした。
戦後から70年が経過をするこの日本で日本の子どもたちが、アメリカ軍の戦闘訓練のためにその命と健康、安心と安全が奪われる。
こんな現状が決して許されていいはずがありません。
それでも懸命に子どもたちを守ろうと、校長先生をはじめとした学校の先生方のご努力に、本当に頭が下がる思いでした。
そして、私たちに笑顔で元気いっぱい「こんにちは!」とあいさつをしてくれる子どもたちに、あらためて希望も感じました。
だからこそ、政治の力でこんな「アメリカいいなり」の現状は、なんとしても変えなければならない。
その思いを強くする初日でした。
その後、2004年に米軍機が墜落した沖縄国際大学に伺い、事故現場を見学し、大学の事務局の方からお話を聞きました。
夜は、日本共産党沖縄県議団のみなさんと夕食交流会。
明日は、名護市辺野古、東村高江に行きます。