活動日誌

三江線存続の願いを受け止めて

今日は島根県江津市、川本町、美郷町へ。

先日の三次市に続き、JR三江線の廃止をめぐる問題で、関係自治体のみなさん、住民のみなさんからお話を伺いました。

いずれの自治体も、市長・町長さんが対応をしてくださいました。
みなさん共通して、「突然の話で、まったく寝耳に水だった」というところから話が始まります。

「廃止ありき、期限ありきでやってもらっては困る。他の自治体と足並みをそろえて行動しなければならない」(江津市長)
「三江線から見る江の川の景色はすばらしいし、鉄道は一つの文化。JRは採算性の話ばかりをするが、ダイヤを減らして使いにくくしているのはいったい誰か」(川本町長)
「JRは道路網が整備されるまでは廃止はしないと約束をした。まだ到底、整備されたとはいえない。廃止はありえない」(美郷町長)

など、みなさん、存続を願うという点でも一致しておられました。

その他、観光協会の方や公民館長さんなどからもお話を伺いました。
いかに三江線が地域に密着していてどれだけ重要な存在なのかということや、廃線になればさらに街がさびれていってしまうという心配の声などをたくさんお聞きしました。

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さらには、実際に三江線に乗車。

利用されている乗客のみなさんにもお話を伺ってみました。
ある60代の女性は、通勤に使っているとのこと。
廃止になって代替交通がバスになることで一番困るのは、乗車料金があがることだと話します。
いまは片道240円でいけるのが、バスだと700円もかかってしまうとのことで、「できるもんならなくさないでほしい」とおっしゃっていました。
また、おばあさん二人組に話しかけると、90歳と79歳とのこと。
「一人暮らしで車もない。住んどるところには医者もおらんし、買い物するところもないから、これにのって、三次や口和にいきよる。なくなったらどうすりゃええんじゃ」と話し、「なんとかしてくだされや、頼みますで」といいながら、この年には決してみえないしっかりした足取りで、邑南町にある宇都井駅に降りていきました。

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たいへん貴重なお話を聞かせていただき、三江線が地域にとって大切な、かけがえのない財産であることが、実際に来てみて、あらためてよくわかりました。

みなさんの声をしっかりまとめ、国交省やJRに届け、維持・存続されるよう、全力をつくしたいと思います。

お話を聞かせていただいたみなさん、手配をしてくださったみなさん、誠にありがとうございました。