上関原発建設は認められない
今日は、山口県上関町の祝島にいきました。
中国電力による上関原発の新規建設がねらわれている、その予定地からわずか3.5キロという対岸にある島。
島民の9割が建設反対をかかげ、計画がもちあがった33年前からずっと反対運動にとりくみ、くいとめ続けてきました。
フェリーに乗って15分、祝島に到着すると、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」代表で、上関町議会議員の清水敏保さんが出迎えてくださり、懇談をさせていただきました。
清水さんはこれまでの経過を話しつつ、「最後は政治をかえるしかない。いまこそ党派を越えて計画の白紙撤回めざしてがんばろう」と。
自らもたたかっておられる裁判の勝利も誓っておられました。
私からは、この間中国電力本社に対して建設中止を、政府にも原発ゼロを決断するよう求め続けており、引き続きがんばる決意を話しました。
がっちり連帯の握手をして、わかれました。
続いて、本土に戻り、上関原発の建設・埋め立て予定地の視察へ。
車は入れないため、山道を歩いて海岸へとむかいました。
山道の途中には、建設反対の島民たちが体をはって(もちろん非暴力で)建設作業をとめるために、みんなで泊まり込んだ「団結小屋」を発見。
なんと自分たちでつくったんだそうです。
たたかいの足跡にもふれつつ、さらに歩くこと30分、建設予定地の海辺に到着しました。
おだやかな瀬戸内海が大きく広がり、目の前には、はやぶさも生息していると言われる鼻繰島も。
上関のお隣、平生町元町議の赤松さんからあらためて経過や中電の計画などの説明をうけました。
そもそも、フクシマを体験したこの日本に、もはや新たな原発なんて断固必要ありませんが、こんなにきれいで、平穏な地域に、大規模な埋め立てまでおこなって原発建設が計画されているなんて、絶対に認めるわけにはいきません。
現地に足を運び、そのことをあらためて体全体で感じることができました。
たいへん貴重な視察となりました。